INTERVIEW #01

フィールドマンS.S

現部署
北海道馬鈴薯事業部
入社年
2023年
出身学部
農学研究科 
食料共生
システム学専攻

品質と収量を支えるために、
出来ることを一つずつ

貯蔵庫では、じゃがいもの状態を最適に保つために、温度・湿度・二酸化炭素濃度を管理する「計装盤」をチェックします。冷房設備が正しく作動しているか、じゃがいもが傷んだり腐敗したりしていないかなども、実際に現場を見て確認します。
畑では、季節によって見るべきポイントが異なります。植え付けの時期には「株間」と呼ばれる植え付け間隔が正しく保たれているか、生育が進めば病気や害虫が発生していないかなどを見回ります。
農業は自然が相手なので、同じ作業をしても毎年結果が変わります。「これが正解」と言い切れるものがないからこそ、生産者さんと一緒に考え、少しでもより良い方向へ向かうように試行錯誤を重ねる、それがこの仕事の難しさであり、同時に面白さだと感じています。

契約生産者との信頼を紡ぐ
コミュニケーション

現場では「人とのやりとり」が非常に重要だと感じており、まずは元気に挨拶することを心がけています。そのときの相手の様子を見て、忙しそうであれば要点を簡潔に伝え、余裕がありそうなときは雑談を交えながらお話しするようにしています。相手の状況を読み取りながら接することは、日々意識している大切なポイントです。

昨年の収穫期には、実際に畑で収穫作業をお手伝いした際、契約生産者のご家族の方から「元気だね」「頑張ってるね」と声をかけていただきました。その一言がとても嬉しく、少しずつ信頼関係が築けているのかなと感じられた出来事でした。

「まずはやってみる」から
始まった挑戦の日々

この仕事を始めた当初は、貯蔵庫管理もまったくの未経験で、分からないことばかりでした。そのたびに先輩方に教えていただきながら、あえて一人でやってみることで、少しずつ自信がついてきたように思います。
「まずは自分なりの仮説を立てて、やってみるといいよ」と声をかけてもらえる環境があるからこそ、挑戦することが自然と習慣になりました。実際に、契約生産者の方と一緒に薬剤の試験を行ったり、肥料の配合を変えて効果を比較してみたりと、自分のアイデアを実践できる機会にも恵まれています。
将来的には、契約生産者の方から「あなたが担当でよかった」と言っていただけるような存在になることを目指しています。そのためにも、もっと深く現場を理解し、より的確な提案ができる力を身につけていきたいと思っています。

1日のスケジュール

8:30
出社、朝礼
メール確認
9:00
貯蔵庫の確認
契約生産者対応
12:00
~13:00
昼食・休憩
13:00
畑の巡回
15:00
資料の作成
17:00
振り返り
退勤
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